ubuntu のインストールで、つまづいたところ


Ubuntu をインストールしたものの、起動ができません。まず、最初の GRUB は立ち上がります。メニューは、上から順に、

Ubuntu
Advanced option for Ubuntu
Windows Boot Manager

となっています。10秒程度で自動的に Ubuntu を起動しようとするのですが、エラー表示が出て、GRUB に戻ってしまいます。エラー表示には「amdgpu」という語が含まれています。

そこで、2番目の Advanced を選択すると

Ubuntu with Linux 5.15.0.50 generic
Ubuntu with Linux 5.15.0.50 generic (recovery mode)
Ubuntu with Linux 5.15.0.25 generic
Ubuntu with Linux 5.15.0.25 generic (recovery mode)

と表示されます。このうち、1番目と3番目は、ダメ。2番目と4番目の recovery mode は次に進むことができます。すると、次に表示されるのは、

Recovery Menu (filesystem state: read-only)

Resume --- Resume normal boot
Clean --- try to make free space
dpkg --- Repair broken package
fsck --- check all file systems
grub --- update grub bootloader
network --- Enable networking
root --- Drop to root shell prompt
system-summary --- System Summary

というメニューです。すべて試したのですが、ここから先に進めるのは、Resume だけでした。選択すると、

You are now going to exit the recovery mode and continue the boot sequence. Please note that some graphic drivers requirs a full graphical boot and so will fail when resuming from recovery. If that's the case, simply reboot from the login screen and then perform a standard boot. [OK]

と表示されます。[OK] を選択すると、プロンプトが点滅します。画面は真っ黒です。しかし、20秒ほど放置すると、Ubuntu が動いて、デスクトップが表示されます。

とにかく、ちゃんと Ubuntu は起動できたので、「最初の一回だけ、このような状態になって、2回目以降は正常に起動するのだろうか」と思ったのですが、残念ながら、何度やっても同じでした。すなわち、GRUB メニューから Advanced を選択し、recovery mode を選び、20秒、じっと待つということが繰り返されました。


さて、あちこち検索してみると、GPU のドライバが合わないと起動できないという記述がいくつか見つかりました。そこで、このページの一番上の画像のように、「設定」->「このシステムについて」を開いてみると、GPU は、「llvmpipe (LLVM 15.0.6, 256bits) 」となっています。この設定が変更できないだろうかと考え、「ソフトウエアのアップデート」を選択しました。すると、タブがいくつかあったので、そのうち「追加のドライバー」を選択しました。下図が、そのときの様子です。
このように、一番下のドライバが選択されています。並んでいるもののうち、一番上のドライバだけが、「検証済み」になっているので、これを選択し、変更の適用を実施しました。その結果、次のようになりました。
この状態で、再起動したところ、エラーは発生せず、GRUB から正常に起動することができました。
ubuntu を「普段づかい」してみます につづく。